続けよう!サニらいと、の楽日記

サニらいとの楽日記

いつまでが人生のパーティだったのか?「パーティーが終わって、中年が始まる」を読む

phaさんの新書を読みました。

 

 

わたしは、この方の著書は読んだことがなかったんですが、「しないことリスト」「がんばらない練習」などは店頭でみかけた覚えがあります。

 

このたび、題名と、「定職につかず、家族を持たず、不完全なまま逃げ切りたい」「元日本一有名なニートがまさかの中年クライシス!!?」という帯にひかれて手に取りました。

 

いや~~、本の帯ってすごいですよね。すべての本質がここにあるような、、編集者の力を感じます。

 

そして、この題名。

 

 

私はとっくにパーティは終わってて、通常生活をしている人間ですが、

「ん?そもそもわたし、パーティしてる時期っていつだったっけ?」

という疑問がわきたち、彼の人生のエッセンスに触れたくなったのです。

 

 

彼は元ニートで、大阪出身、京都大学を卒業後、シェアハウスを運営しています。

 

この本では、

みうらじゅんとかリリーフランキー、大槻ケンジ(筋肉少女帯)のように、若いころの貧乏話と恋愛話なんかを明るくかいてる、というわけではありません。

でも、筆者はまだ40代半ばだから、青春真っただ中を過ぎたけれども、まだ枯れて諦念の境地にいるわけでもないのです。

筆者は、編集者に「若いころは勢いの良い文章をいくらでもかけたけど、40歳を過ぎたら何を書いたらいいかわからなくなった」というと、「そういう気持ちを書いていきませんか?」と本著を書くことにしたのだそう。

 

つまり、彼にとっては30代はまだ、「お兄さん」枠でいろいろ許される青春の最後だったのでしょう。

 

彼のメイン事業のシェアハウス経営も、彼自身が40代になり、集まってくる子ももはや同世代ではなく若い子ばかりになってきたので、やめることにしたそう。

 

 

ちなみにねこちゃんとの生活を快適なようで、

ここは手放さず、つかずはなれずで暮らしてる様子。

 

 

男性同士でバンドを組んでみたり(女人禁制!)、深く論じたりしなくてもなあなあで話が通じたり、コミュニケーションに多少難ありでも、麻雀やゲームの仲間としてなんとなく輪に入れるというくだりもあります。

 

男の子や男の人のこういうところって

うらやましいなと思ったりする。

女性は、未来に対してシビアだし、現実的だからね。。

 

 

平成貧乏若者の過去と、

昭和~平成への過渡期貧乏若者の過去と比べてみたりもしてみました。

(簡単にいえば、筆者とわたしのことです)

 

 

そのふがいなさとか情けなさとか、

たよりなさとか、自意識過剰とか、

自分をもてあましてる感情とかを、

筆者が「客観視」という薄ーいガラスをはさんで書いていますが、

このへんはわたしたちの青春時代もおんなじだ!!その「世代」の空気感がすごい!

 

 

ただし、筆者は私の世代よりあとの時代だから、就職氷河期やデフレが長引いているのことなどの影響で、高揚感などはあまりなく、わりと淡々としているように感じました。

 

 

わたしたちの時代は、

「はい、バブル経済ですよ、もうかりますねーー、給料も上げるからばんばん働いてね!お金も使ってね~!円高だから海外にも行ってね~」(1988年くらいかな、まだ学生時代だからあんまり恩恵は受けてない)

「バブル終了~~!!日経平均40000円にいきませんでした。地価も下がりますよう。はい、日本は世界経済から撤退です~~!」(1992年くらい)

 

みたいな、わかりやすい宣言をだされて

みんな路頭に迷うわけでもなく、急に貧乏になるわけでも、

終身雇用がなくなるわけでもなく、

淡々と通常の会社員としての仕事に戻った気がする。

(ちなみに1990年代は、正社員をやめても、すぐに正社員の仕事がみつかる

時代だった。)

 

 

きっと、わたしたちの時代は

「若者強制終了時代」だったのかもしれない。

その後の時代は「徐々に若者終了時代」とでも名付けたらよいんだろうか。

 

 

いわゆるモラトリアムが長いのか、あるいは

 

会社に縛られない生き方、というものが

終身雇用の終焉とデフレと派遣社員とともにやってきたのかもしれない。

 

 

しかし、、、

わたしは筆者がうらやましいのです。

 

筆者は、大学卒業後にいわゆる「企業」への就職はせず、シェアハウスの仕事や、起業や、本の執筆などをおこなっていて、正直いって

人生かなりうまくいってると思う。

 

「パーティが終わって、、、」といっても、彼は成功している人間なのだ。

わたしと一緒にしてはいけない。(←当たり前だ(-_-;))

 

 

ブックメーターでほかのかたの本の感想をよんでみたら、

彼の文体は若い時と変わってきているという。

きっと彼は、これを機にまた飛躍するだろう。

将来、もっと面白いことが待ってるんじゃないか、と同世代の人は期待してるだろうなあ。こういう時代の先駆者みたいな人は一生注目されますもんね!

 

p.s.

ちなみに、

わたしの場合は「中年が始まり、パーティーが始まる!!」という気もするんですが、

 

この題名じゃ売れないですかね、、😅

 

なんか、40代から気が楽になってきたというか、子育てからだいぶ解放されたし、好きなことも地味にはじめてるので。

 

でも、この世代(20代から30代)のうつろな感じとかちょっと立ち止まった感が、わたしにも何度か経験があるから、それをすくいだすことのできる筆者はやっぱりすごいなあ、と感じました!

 

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