続けよう!サニらいと、の楽日記

サニらいとの楽日記

2023年8月31日 ここから始まったステージ1 Breast cancerの記録 ①

 私は今現在(2024年3月19日)、年末に乳がんの手術も終え、とりあえず穏やかな日々を過ごしています。自分の記録を残しておこうかな、とふと思い立ち新しいカテゴリーを作りました。順を追って淡々とつづっていくつもりです。

 

 2023年8月25日、私は都内での派遣社員としての仕事を終え、この後は家の近所でパート先を探して、のんびり過ごしていこうと思っていました。なぜなら、初めての派遣会社での事務仕事が私の性に合わず、あまりにもハードすぎたため、「もう、心身ともに休みたい!!」という気持ちだったからです。

 

ちなみに8月25日が仕事納めとなったのは、有給休暇が残っていたためで、会社での在籍最終日は8月31日でした。

 

 私は、派遣会社での健康診断を8月上旬に終え、残るは8月31日会社最終日の乳がん検診、すなわちマンモグラフィー検査を残すのみでした。

 

 8月31日、子供たちにとっては夏休み最終日、まだ気温は35度近い暑さだったと思います。私は会社指定の、乳がん検診を行う病院へと急ぎました。ここは新宿区高田馬場から歩いて10分ほど、前回の健康診断と同じ場所なので、心安く受診できそうでした。

 

 午前11時ころ、名前を呼ばれてマンモグラフィー検査を行うため、2か所の乳房の写真を撮ってもらいました。

 

しかし、その後受付で精算しようとしましたが、なかなか名前を呼ばれません。この病院は個人病院のため、待合室は6人もいればいっぱいになってしまうところです。しかし、私しか待合室にいないのにもかかわらず、私は会計で名前が呼ばれず、ずっと待合室に置いてあるイタリアの田舎紀行の本をパラパラと眺めていました。

 

 このとき、わたしは「これは検査にひっかかったかもしれない」と直感しました。なぜなら左の胸に小さなしこりを感じていて、しかも自分では「このしこりは柔らかいし、こりこりと、よく動くものだから大丈夫だ。」と自分を納得させようとしていたからです。この根拠はインターネットでの医療系のホームページに載っていたもので、「本当に乳がんならこんなふうに触ると固くてこりこり動かない、移動しない」と書いてあるから「私は大丈夫だ」という変な自信を持ってしまっていたのです。

 

 その後、私はようやく名前が呼ばれて、会計を済ませました。そして、自分の胸のちいさいしこりについて半信半疑になっていました。