先週、実家の母に電話してみました。
6月に仙台に行ったので、母に白謙(しらけん)の笹かまぼこを送ったためです。
いつも阿倍の笹かまぼことかなんだけど、もと仙台在住の友だちのオススメで今回はこれにしてみました。
母は喜んで「ありがとう~~、たまに食べたくなるのよね」
と言って話が盛り上がりました。
そして、わたしと夫が「仙台の『大シルクロード展』に行ってきた話をしました。
youtomejiteki1000sai.hatenadiary.com
「東大寺正倉院にあるのと同じガラスの器とか、東大寺の大仏みたいな仏頭とかあるんだよ」
「国宝200点くらい来日してる」
「8世紀ころの美人画や三彩唐の貴族婦人は眉毛が太くて、顔が下ぶくれ気味で目がやや吊り上がってておちょぼ口。上品なのよー」
というと、
「まあ、だれかさんみたい!」と合いの手。
「う!なんか平安時代の美人といいたいわけね、、」
などと返す。
最後には、
母「シルクロード展なんて行けて良かったわねえ」
私「うん、お母さんとこなかなかコンサートとかもこないもんね。仙台では会期中三万人以上はきたらしいよ。お母さんとこの市民が全員来てる感じかも。(なんちゅう田舎!)」
私「会期の最後だからこみこみで、みんなで亀の歩みみたいにゆっくり、展示をみて回ってたよ。後ろのひとも『東北歴史博物館がこんな混んでるの、みたことないわ!』というぐらいの活気だった。」というと、
母「まあ~~、すっごい盛況だったんだねー。ほんとうに、そんな珍しいシルクロード展に行けて良かったねえー」
「あなたは、見聞を広げてきたんだね~~」
としみじみ言われたのです!!
わたし、見聞を広げてきたのか、、この瞬間、目の前に広~い道がパーっと開ける感じがしましたね。
だいたい「見聞を広げる」なんてことばが、身近な人から発せられることはないから驚いたんです。TVのナレーターなら言いそうですが。
まるでマルコ・ポーロの「東方見聞録」のよう。(いや、大げさ)
というわけで、わたしは、高齢になってもあい変わらず面白いことをいう、母の表現力に驚きました。
いわゆる「さえてる!」というやつでしょうか。
彼女の瞬発力は見習いたいものです。
(しかし、この能力の遺伝は妹の方に行った気がする、、)
そして母語録をメモしていかねば・・・。
終
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