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「少し愛して、なが~く愛して」は成り立つ?


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こちらは、往年の女優、美しく端正な顔立ちの大原麗子がちょっとコミカルで

いたずらっぽい演技をしてるサントリ―のCMです。

 

「少し愛して、なが~く愛して」とはなかなかいい言葉です。

良妻で、家のことをしっかりやるけなげな彼女が、旦那さん不在時に、時にはふてくされたり、一人ぼっちにされた不満を表してるというストーリーです。

 

当時小学生だったわたしは、ここには何か秘密が隠れてるんじゃないか、とCMも見ると勘ぐってました。だってこのシリーズ、旦那さんや家族の姿が一回も出てこないんですから!

この人はほんとに妻なのか、恋人なのか、それとも、、、

 

 

さて、まずこの題名なんですが、

「大人は少し愛してほしいのか」

「そして、長く愛してほしいのか」というタイトル通りのことをこのCMでは体現しているのか?

 

または、

ウィスキーのCMだから、

「少しづつ飲んでね。」

「そうしたら肝臓にも悪くなくて美味しく飲めるし、ウィスキーのボトルも長く持つしね!」という意味なのか?

 

 

まあ、これに関してはダブルミーニングなんでしょうね。

そして、今回かくブログは「愛する」ことを命題にしてることから、男女間の問題にクローズアップしたいと思います

 

 

 

つまり、この女性像は

恋人か、妻か、それともラ・マン(愛人)、あるいはその他、という線で考えていきたいのです。

 

①恋人路線

まず、恋人ならば特に恋愛初期なら「少し愛して!」などというわけがない。

「いっぱい愛して」だわ!!

そして「これからずっとずっと好きでいてね」というのはあてはまる。

よって、後半のみ当てはまる。

 

②妻路線

これはもう、燃え上がる恋人同士ではないから、安定が確定ですね。しかし、情熱的ではないにしろ、静かに深~い愛情へと変化しているはず。しかし、子育てやら家事やらで夫に手伝ってもらいたい、精神的な支えが欲しい!と妻は思うのです。よって、「少し愛して」ではなく「そこそこ(ある程度)愛して!」なのです。

後半は「なが~くともに白髪まで愛して!」という感情はあるでしょうから、これも後半のみ当てはまる。

 

➂ラ・マン(愛人)路線

いや、この方々は「少し愛して(本家は壊さないから!)」とかいうだろうか。もしそう言ったとしても、それは本心ではない。

「自分のほうを向いて!私をもっといっぱい愛して!!」って絶対思うのです。

NHK大河ドラマ「光る君へ」で、藤原の道綱母をが出てきましたが、容姿端麗で文才のある彼女は妾(しょう)。財前直見演じる道綱の母がどうにもせつない。主役のまひろ(吉高由里子)に対して、「あなたは妾ではなく、正妻におなりなさい」と諭します。彼女の息子も「母はいつも『父が来ない。もっと会ってほしいのに。』と嘆いております。父である兼家からの愛情や言葉かけが、いくらあってもたりないのです。」と言っています。

 

そうだよ!!妾だって、「正妻」と同じ人間なんだからね。やはり正妻同様、正々堂々と日の目を浴びて暮らしたいんだ!子供にも十分な教育や、それ相応の暮らしをさせて日の当たる道を歩かせてあげたいのさ!!

なお、「なが~く愛して」はラ・マンにも共通する(モラハラとかでなければ)ので、これも後半のみあてはまる。

 

さて、以上の3パターンをかんがえてみたが、どれもこのCMの女性像に当てはまらない。。うーん。

 

そして、たまたま見たアニメ「すずめの戸締り」の神戸編のシーンでハタと思った。この方たちがいるではないか。

 

④水商売(バーとかスナック)の女性路線

恋愛感情におぼれてる方は別として、家庭があるがやむをえず夜の仕事をしている人や、自分の店の存続に力を入れている方。

この方たちは「少し愛して」くれるほうが都合がいい。(深追いされたら困る!)

そして、「なが~く愛して」くれるのはもっと都合がいい。(みんな、少しづつお金を落としてくれるから)

☝これだと、すべて当てはまる!

 

結論

結局のところ、サントリーのCMの大原麗子みたいな、我慢強くけなげな妻(女性)はこの世にいないのだ。

もしいたとすれば、男性にとって都合の良いラ・マンや妻にみせかけた、

水商売の女性、ということです。

 

また、男性側は「少し愛して、なが~く愛して」という恋愛観で実践に臨んではないような気がします。もちろん、例外はあります。でも若いうちとか、本人が若いと思ってるうちはなかなかそうならない気がしますね。

 

でも、女性も「少し愛して、なが~く愛して」というわけではないのです。

ほんとは、「深く愛して(チョウチンアンコウなみに)、なが~く愛して」ほしいのです。


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