良妻賢母という言葉は、明治時代の国の「工業化」政策あたりから使われたという。
私たち女性は
家事に魂や体力のすべてを抜きとられぬよう
注意しないと、いけない。
私ごとだが、
昨年手術を、してしみじみ思った。
「忙しいと、失うものが多い」
自分自身、昨年まで従事していた仕事に、ある程度の充実感はあったが、あくまで補助であり社員ではない、、、
しかし、週5日のフルしごとであった!
疲れの原因は
「家事」と「子どもの大学の下宿代捻出への責任感」であった。
しかし、後者については
入学後、こどもは半年で実家からの通学となったので、
特に問題はなかった。
のこるは、
「家事との両立」である。
わたしは、仕事していたころ
夜11時に寝て、朝は6時半に起床。
しかし、夜はそもそも19時か20時にやっと家にたどりつき、生協弁当を週3日たのんではいたが、プラスアルファでなにかしらおかずを作っていた。
そして、洗濯ものたたみ、家の片付け、その他家族の事務作業、こどもの大学受験管理、金銭管理、などあっというまに二時間は経ち、就寝時間となる。(ちなみにせんたく、掃除は夫や子どもが担当)
夜は、本などほとんど読んでいられない。昼間の長時間のパソコン作業で目が限界だったからだ。ただし、行きの通勤時間には読んでいた。
夫も家事を手伝うが
「言われたら手伝う」というものだ。
あ、でもウィンナー焼いたり
スクランブルエッグを作ったり生野菜サラダは作れる!のでまだよかった!
本来は、
家事は分担制があたりまえだ。でも。
それができないなら
できないなりに、
部屋が多少汚くても
夕食のおかずが一品でも
リネン類やシーツをひんぱんに替えてなくても
「ま、しょうがないか!」と家族全員が受け流し、
じぶんが寝る時間や考える時間を確保すれば良かったんだろうな、と今は思う。
翻って、
朝ドラの「虎に翼」。
伊藤沙莉が演じる寅子は結婚したが、夫の佐野さんは戦地で病死した。頼りの父も兄も亡くなった。家の家事しごとは、お母さんとお嫁さんが中心であった。子育てや家事のサポートがあって、寅子もあることを決断した。
彼女は戦後ふたたび弁護士資格をいかし、裁判所に裁判官になるべく就職を頼み込みにいくのだ。
私たちは、
人生でいつ何がおこるかわからない。
女性が、家事に時間をとられすぎてはならない。 (「家事のしすぎが日本を滅ぼす」という著書もあるくらいだ)
そもそも、女性のほうが体力がないのに
育児や家事や事務仕事の大半をまかされるとは無理がある。
「いつのまにか、花が落ちて、誰かが私にうそをついた」
(「米津元師」の「虎に翼」の歌詞より)が自分の心に響く。
女性も
勉強なり資格なり、「好き」を極めたりする時間が必要だ。
息巻いたりせずとも、
淡々とそれをやっていきたい。
私は、子どもたちと自分は違うし、彼らには自分の人生を生きてほしいから
もう、必要以上のことはしない。
自分のことはご自分で!!
米津元師「虎に翼」の曲と、ドラマに、毎朝気付きをもらっている。
「生まれた日からわたしでいたんだ、知らなかっただろ?さよーならまたいつか!」
力強いことばだ!
P.S.
子どもに関してだけど、大学入試やらの手続きやらがすべてネットになり、
親がかりの部分が多い。
子どもは学校や社会でもまれて急速に馴染めるだろうが、
母も子も夫も(!)
みんなネットリテラシーなどの知識もないと、
この先ますますやっていけないだろう。
現在、結婚生活において必要なのは
家事、
ネットリテラシー、
お金リテラシーなんだろうな。
終
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