ちょっと前の話なんですが、、
うちの子が、電車通学中におじいちゃん三人組と、近い席に座ったそうだ。正確には斜め向かいくらい。
3人は仲良し70代くらいの方々らしい。ひさびさに会ったのかな?ウキウキしてたようだ。
とりあえず、子どもはスマホ握りつつ、眠る気満々だった。
しかし、彼らの会話が、まるで石原さとみのNHK「トリセツ」のように、1つの主題で、かなり話題が盛り上がってたきたので、ついつい話に耳を澄ませた(子ども弁)
トピックは、
「なぜ、われわれ老人は声が大きくなってしまうのか」であった。
自分たちの声がうるさい、と家族に言われたのかは不明だが、まずその現実を受け入れ、かつそれに対して文句いうことなく検証する3人。(←すばらしい!!)
まず、年をとると声が大きくなる原因として、
1、耳が遠くなり聞こえづらい
2、相手にはっきりいってあげよう、という親切心。
自分たちが聞こえづらいから、相手にも同様にはっきり大きくいうとよいかな、という心持ち。相手から、「え?なんですか?」と聞かれるのも悪いなあー、と思ったりする。
3、結果、感謝されるどころか、うるさいといわれる(同年代は大丈夫!)
なるほど、そうだったか。
また、もうひとつ身体的な面からの検証。
1、年を取ると自分の声がかすれがち
2.呼吸が浅くなり、肺活量も少なくなりがち
3.よって、大事なときとか誰かに話しかけるときに腹に力をこめる。
4.結果
声が大きくなる
なるほど、、大変参考になった。声が大きくなりがちなのは、相手への気遣い、
内臓の衰えや、声のかすれをカバーするためだったか。
やっぱり、ただ「大声で話すご年配が多い」「大声はちょっと迷惑、、」などと思うだけでなく、当事者の気持ちを聞くことは大事なんだなあ。
「子ども叱るな来た道だもの 年寄り笑うな行く道だもの」ですものね。
P.S.
女性の方々があんまり声が大きくならないのは、
別に気合い入れなくても
いつもしゃべってるからかな?
男のひとも、毎回気合いをいれたりしないで、とりあえず気軽におしゃべりできるといいですね、この3人組さんみたいに。そうすれば、どこかの政治家みたいに「おれがおれが」とはならず穏やかに過ごせて、声帯もしゃがれなくていいかもしれない、ですね。
終
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