今回、家族で、仙台にある「地底の森ミュージアム」に行っていきました。
ここは、「世界の果てまでイッテQ」のイモトアヤコさんも見学に来たという、仙台の秘宝です。
なんと、世界でひとつしかない、
2万年前の旧石器時代の森をそのまま展示している博物館なのです。
上記の富沢博士にいわれたので、、(ほんとはボランティアさんです)
おそるおそる2万年前のグイマツを触りました。
感触は、薬剤保存していないものは、かっっちかちでした。
水分がどんどん抜けていくからです。
ちなみにここの木々は、すべてポリシロキサンという薬剤で保存してあります。
ここがメインの地下のホール。20メートルの深さを掘ったそうです。(地下5階分くらいでしょうか)1996年に海外のエンジニアや、東北大、東北学院大、山形の大学、とさまざまな学者の叡智を集めてつくり、なるべく長く保存できるように、このような巨大なプールのような施設を作ったそうです。
ちなみに、ここは厚いコンクリートの壁の打ちっぱなしの建物になっており、仙台市中央よりも低地なので、できるだけ雨の影響を受けないようにしているようです。もし、大雨になったり地下水がでても、壁の下には、側溝のようなものがあり、多少はしのげるようになっています。
こちらが古代のグイマツの森。2万年まえは、ここ仙台は平均気温が7,8度くらい低かったらしいです。現在の釧路湿原のように!
普通は土に帰ったりして残るはずはないものが、この富沢という地域が湿地であったせいか、すべて残っていたそうです。もちろん、木は黒くなり、倒れてはいましたが、ここを発見した方々は旧石器時代の発見に、どんなに興奮したことでしょう。
横の画像になってしまいましたが、、
こちらは、このあたりに住んでいた日本シカのはく製です。
当時のシカのふんも出土されていますが、現在の技術で、シカのふんから検出した花粉から、山形で越冬し、仙台に春におりてきていたということがわかっているそうです。最新研究、おそるべし!
ここは、旧石器時代に、この富沢の地域で3人の人が焚火をしたあとです。
また、ここでは釣り針や、打製石器および、石器のかけらも100個くらい、見つかっています。
ちなみに、いまから16000年前が、磨製石器が使われるようになった縄文時代といわれています。ですから、ここで私たちは、いわば「はじめ人間ギャートルズ」「はじめ人間ゴン」とかの時代を目撃してしまったわけです。(←ギャートルズ、とかわかるかな💦)
入場料は460円とは、はっきりいって破格のお値段です。
入り口で「ガイドしますよ!中は暗いからね~」といわれたら、ぜひガイドしてもらってください。ちなみに今のところ無料です。(2024.5現在)
もう、この百戦錬磨のガイドさんに案内してもらうのとしないのでは、この博物館の楽しさは10倍くらい(!?)違うと思うんです。
博物館の外にも、マツでいっぱいの庭があり、古代の雰囲気を楽しめますよ!
終
ランキングに参加しています。よろしければクリックお願いします。