先日、行ってきた宮城県仙台市および松島旅行のつづきです。(前回は、仙台の「地底の森ミュージアム」について書いてます)
こちらは、松島の船、仁王丸からの風景。「ざっぶーん!!」とけっこうな白波がたっています。
向こうに見えるのは、水島です!
さて、私と妹は、松島でクルーズで松島湾一周(1000円也。ネット予約で100円引き)をしてきました。50分の島々をまわる旅は、とてもエキサイティングでした。特にデッキは多少水しぶきをあびたり、カモメさんがくるので可愛かったです。
その後わたしたちは、松島から仙台へと電車に乗りこみました。内は、円安とインバウンド効果で外国人のかたでいっぱいでした。わたしたちは、道中で撮った写真をスマホで確認してるところでした。
私たちの隣には欧米人4人のグループがおり、ベビーカーに乗った赤ちゃん(1歳8か月くらい)とママが座席に座り、あとのお友達2人がその前に立ってずっとおしゃべりをしていました。
赤ちゃんは髪の毛は巻き毛で天使みたいに可愛かったのですが、ちょっといたずらっぽい、活動的な女の子。
最初は、赤ちゃんクッキーなど食べておとなしくしていましたが、とうとう飽きてしまってぐずりだして、ママの膝に乗りたい、とアピール。
赤ちゃんは、そのあと満足そうにまわりを見まわしたり、おしゃべりしてるママたちや私たちを観察してるようでした。
その後、わたしが妹に
「ねえ、あこちゃん(仮名)、この船のなかの動画見てよ!!」と見せようとしたら、
となりの赤ちゃんも、グイっと体をこちらにかたむけて一緒に見ようとしたのです!!
急な飛び入り参加だったので、わたしもおかしくて笑ってしまいました。
ママは「まあ、すみません」と日本語で言っていましたが、赤ちゃんの好奇心はおさまりません。わたしたちが次に何を見せるか、なにを話すのかを興味深々で見ています。。
ママは、私たちにわるいと思ったのか、しかたなく自分のスマホをとりだし、赤ちゃん用アニメ画像を見せたのでした。
しかし、赤ちゃんは
またしても、赤ちゃん動画がつまらなくなり、
自分のベビーカーから、ミニバケツを取り出すよう、ママに伝えました。
それは、松島の海岸で遊んだのであろうピンクのバケツ。
ものすごく大好きなようで、じぶんの松島の思い出をそれを触ることで思い出しているのでしょうか。
そのあと、私に向かって、
「みてー、このバケツいいでしょ?特に、とっての付け根についてるハートがめっっちゃ好きなのよ!!」と指さしながら、わたしに伝えてくる。(日本語英語なし。パントマイムのみ)
わたしも「わかった!」とうなづき、
「これ、好きなのね~~、すてき!」と日本語で言うと、ママも一緒に微笑んでいました。
しかし、赤ちゃんはその言葉だけでは飽き足らないようなので、
わたしは
「このバケツは素敵だね!You like it!」
ちゃんと「バケツ」という名詞をいれて話しました。
そうすると、
「うむ」と彼女はうなづき、満足気に、ママの膝の上へともどっていきました。
赤ちゃんは、「これ」とか、「あれ」とかのあいまいな言葉は好きではないようです。わたしも、子どもに共感するときにはちゃんと名詞をつかわないとな、と思いました。(英語でitとは言ってますが)
ちなみにその赤ちゃんは、そのあとママに駅につくたびに、「せんだい?せんだいーー?」(「仙台はまだーー?」の意味)と話してたので、日本語も英語も理解できるようです。
ここまで読んでいただいて、
なんの会話だ?と謎に思うかたも多いかもしれません。
まあとりあえず、わたしたちと赤ちゃんとの交流は無事におわりましたが、
ひとはひとに対して真摯に対応することは大事だと、思ったのです。
赤ちゃんは、
わたしたちの動画を観たお礼に、お気に入りのバケツを見せてくれたのかもしれません。
なかなか、おもしろい旅でした。
可愛い、飛び入り参加の赤ちゃんのことはきっと忘れないと思います!
終
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