続けよう!サニらいと、の楽日記

サニらいとの楽日記

暑いんだけどスカッとした~『百年の孤独』を代わりに読む~

毎日うだるような暑さですね。

 

わたしの体温をとっくに超えてる暑さは尋常ではない。「夏のばかーーーー」と叫びたくもなる。

 

 

昨日は、夕方に夫と天せいろを食べにいって、

 

夜は、カラオケ帰りの娘と丸亀うどんを食べて(食べてばっかり!)、

 

本屋に「百年の孤独」(原作ガブリエル・ガルシア=マルケス著)の文庫本を取りに行った。

 

帰り道では雷&不意の雨に打たれて、(あ、雷には打たれてません😓)

 

蒸し暑さ解消のためにコンビニで買ったアイスを食べて、ときどきそのかけらを道に落として「わあ、ばかみたい!!」と笑ったり、

 

駅前で出会った、盆踊り大会の子どもたちの浴衣姿が可愛かったよね~、などと娘と

だらだらしゃべりながら帰ってきた。

 

なんてことない一日はなんとなく楽しい。

 

 

実は昨日は、朝から

「『百年の孤独』を代わりに読む」(友田とん著)という本を読みたくて、

 

家事もそこそこに(洗濯はしました!)

 

家族には、ばらばらに朝食、昼食を食べてもらって、(みんな自力ご飯です)

 

わたしは朝の9時くらいから

 

エアコンもつけず、窓を全開にして(午後からはさすがにエアコン入れた!)

 

本を読んでいたのだ。

 

ときどき、人物の相関図をネットでみながら

 

(なにしろ、「百年の孤独ガブリエル・ガルシア=マルケス著)は登場人物に同じ名前がおおく、わからなくなるのだ。ブエンディア家の「アルカディオ」と、「アウレリャノ」が何10回も出てくる。。)

 

ひたすら読む。

 

いや、実際にはうっかり(??)うたたねもしたり、

 

ブログをチェックしたり、ラインの返信もしながらなんだけど。

 

夕方3時ころにはやっと読み終わった。

 

 

 

この本、ほんとにめちゃ面白い。

 

作者がnoteで、4年もかけて取り組んでた大作だ。

 

 

こちらの元の本は、50年にもわたるロングセラーの「百年の孤独」。先ほど述べたように、同じ名前の人が何回も出てくるし、わかりづらいのがネックで挫折する人も多いという。そこで「友田とん」がこの本を「代わりに読んでみる」ことをしてくれたんだ!(なんて、天才的な題名!)

 

 

それを最近まとめ直して、自主制作で300部刷って「文学フリマ投稿」というところで発表。そのあと、書店にひたすら売り込みにいったそう。

そして、本作はそれが徐々に成功して、ハヤカワ書房からの出版になったというわけだ!!!!

 

不思議なんだけど、「百年の孤独」の原作を読み終えたような感覚になった。

 

でも、内容はだいぶふざけてて


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ドリフターズの逸話とか、「スタンドバイミー」、ミスタードーナツに通ってた青春時代、A子さんとのほろ苦い思い出、植木等の映画、「バックトゥザフューチャー」などいろんなものにからめて、友田とんの解釈で

ことは進んでいく。

 

 

でも、友田とんは、

1.「冗談として読む」

2.「なるべく関係ないことについて書く(脱線する)」

 

というのを第一章で書いてるので、読んでるこっちも脱線の方が頭にはいってしまう感じがある。しかし、そもそもこの百年の孤独」じたいが壮大なうそとか、とんでもない奇跡とか恋愛や争いが入っているから、そういう「ふざけ」に対して、だいぶ好意的になってくる。

 

 

そもそも、

この小説はドストエフスキーとかヘルマンヘッセとかみたいな大真面目な「文学でございます」という小説とは一線を画しているのだから、こういう解釈や、面白い逸話を入れてるのはおもしろい。

 

 

しかも、一章、二章とよみすすめるうちに

「いや、けっきょく原文をよみたくなるやつやん!!」と自分の中にそんな気持ちが、ふつふつ沸き立ってくる本なのだ。

 

(とんさんも、一章ごとに「ぜひとも気になった方は「百年の孤独」を求めて本屋さんに走ってください!」と書いてある)

 

今日から、とりあえずもとの「百年の孤独」を読み始めることにする。

 

また、読み終えたらここでお伝えするかもしれません。

 

つまらなくなったり、つまづいたときは、

友田とんの本を副読本として復習してみよう。

 

終わり

 

P.S.

「可笑しみ(おかしみ)は細部に宿る」というのは名言だなあ、と思う。あと、A子さんとの関わりが気になる、、。

 

 

 

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